Astronomy
−天体−


太陽系を特集しています。データを随時追加中です。


太陽 天空で光り輝く太陽は地球の直径の109倍もありながら実は気体(ガス)で成り立っています。
表面温度は約6000度、周りを取り巻くガス(コロナ)は なんと100万度以上もあります。
もし太陽のすぐそばで目玉焼きを焼こうとしたら一瞬にして黒焦げになります(笑)。
太陽は今後数十億年かけて少しずつ膨張していき、約50億年後には なんと地球がのみ込まれてしまいます。
そのときは何を持って何処に避難しようかと・・(笑)
太陽に関するデータ
推定年齢:50億歳
赤道直径:139万4000km [地球の約109倍]
体積:1.41×1027m3 [地球の130万4000倍]
表面積:6.09×1012km2
質量:1.9891×1030kg [地球の33万3400倍]
平均密度:1.411g/cm3(水=1)[地球の0.26倍]
水との相対密度:1.409
赤道重力:273.45m/s2 [地球の約28倍]
相対表面重力:27.9g
− 自転周期 −
・赤道付近:27日 6時間 36分
・緯度30°:28日 4時間 48分
・緯度60°:30日 19時間 12分
・緯度75°:31日 19時間 12分
− 太陽の組成 −
水素:73.46%、ヘリウム:24.85%、酸素:0.77%、
炭素:0.29%、鉄:0.16%、ネオン:0.12%、
窒素:0.09%、ケイ素:0.07%、
マグネシウム:0.05%、硫黄:0.04%
地球からの平均距離:1億4959万7870km [1.00天文単位(AU)]
実視等級:-26.8等
絶対等級:+4.83等
スペクトル型:G2型
表面温度:約6000℃ [5780K]
黒点の温度:約4100℃ [3800K]
黒点の活動周期:11年
中心温度:1500万度 [絶対温度]
中心気圧:2500億気圧
中心核のガスは水の150倍の密度に圧縮されている
太陽が放出しているエネルギー:38億6000万MWの1兆倍
コロナの温度:5×106K
輝度(LS):3.827×1026J/s
銀河系を一周する時間:2.2×108
銀河系を一周する速度:250km/s
 

水星
太陽に一番近い水星は太陽の周りを88日で一周します。
空気はほとんど無く、昼間の気温が430度近くまで上がり、夜はマイナス170度まで下がる、正に「あっちっち」の灼熱と「さぶー」の極寒の世界が広がっています。
実はこの水星、地球に近いわりには あまり詳しく観測されていません。それは地球より内側を回る「内惑星」のために日出か日没のごく限られた時間内でしか観測できないためです。
どちらにしろ、夏の暑さが堪える私にはこの星には住みたくないです(笑)。
水星に関するデータ
赤道直径:4878km [地球の0.38倍]
体積:0.0561(地球=1)
表面積:7.5×107km2
質量:3.302×1023kg [地球の0.05527倍]
平均密度:5.430g/cm3(水=1)
赤道重力:2.78m/s2 [地球の0.38倍]
脱出速度:4.25km/s
太陽光は地球と比較して6.3倍強い
地球の1%程の弱い磁場がある
太陽からの平均距離:5791万0000km [0.387天文単位(AU)]
・近日点:約4600万km
・遠日点:約7000万km
離心率:0.20563069
公転周期:87日23.3時間 [87.97日]
会合周期:115.88日
自転周期:58日15.5088時間 [58.65日]
平均軌道速度:47.8725km/s
軌道傾斜角:7.004°
近日点での昼の温度:+427℃
近日点での夜の温度:-183℃
 

金星
地球のすぐそばを回る金星は直径12000q、地球とほぼ同じで大気もあり、正に地球と双子という感じです。
別名:ヴィーナス(女神)とも呼ばれ、明けの明星、宵の明星 と昔から親しまれてきた惑星です。
が、この金星の実体は変わっていて自転が逆、つまり、西から太陽が昇ってくるのです。しかも1日の長さは地球の243日分かかります。気温400度、空気は地球の約100倍も濃く、それもほとんど二酸化炭素で出来ています。この空気を一度だけでも吸うと逝ってしまうかもしれません。ヴィーナス(女神)は実はdでもなかった(笑)。
もし、金星が太陽の周りをもう少し地球寄りに回っていれば地球のように海あり、森あり、になっていたことでしょう。
金星に関するデータ
赤道直径:12103.6km [地球の0.95倍]
体積:(地球=1)
表面積:4.60×108km2
質量:4.869×1024kg [地球の0.8倍]
平均密度:5.24g/cm3(水=1)
赤道重力:8.87m/s2 [地球の0.38倍]
脱出速度:10.36km/s
地表面での大気圧:93.219気圧 [地球の約90倍]
地表の平均温度:+464℃
金星の軌道は太陽系の惑星の中で最も円に近い
太陽からの平均距離:1億0820万0000km
          [0.72333199天文単位(AU)]
離心率:0.00677323
公転周期:224.701日
会合周期:583.92日
自転周期:逆行243.0187日
平均軌道速度:35.0214km/s
軌道傾斜角:3.39471°
− 大気の組成 −
二酸化炭素:96%、窒素:3%
 

地球
私たちの住んでいる美しい惑星、地球。地球の直径の1/4の衛星:月を従えて太陽を回っています。
空気あり、山あり、海ありで最高(笑)なのですが、実はこの「月」と「海」が地球に影響を及ぼしあっているようなのです。
月が地球の周りを回ると海が「満潮」や「干潮」を繰り返します。ところがこの潮の満ち引きと海底の地形との影響で地球の自転速度:1日の長さが長くなり、今も一日0.0000…1秒単位で1日が長くなり続けています。
非常に果てしなく遠い将来は1日が1年になってしまうでしょう(笑)。
ちなみに月は地球から毎年3pづつ遠ざかっています。
地球に関するデータ
赤道直径:12756.3km
体積:1.0832×1012km3
表面積:5.10072×108km2 [510072000km2]
質量:5.9742×1024kg
平均密度:5.514g/cm3(水=1)
赤道重力:9.78m/s2
脱出速度:11.18km/s
地表面での平均大気圧:1.00気圧 [1013.25hPa]
地表の平均温度:+15℃
中心核の推定温度:+6650℃
太陽からの平均距離:1億4960万7870km
          [0.983〜1.017天文単位(AU)]
離心率:0.01671022
公転周期:365.25636日
自転周期:23時間56分4.1秒 [23.9345時間=0.9973日]
月との相互作用により地球の回転を100年に2ミリ秒遅くしている
平均軌道速度:29.7859km/s
軌道傾斜角:0.00005°
− 大気の組成 −
窒素:78%、酸素:21%、アルゴン:1%、
二酸化炭素・水蒸気:微量
 

火星
地球のすぐ外側を回る火星は昔から「赤星」や「燃える星」とも呼ばれ、「火」を司るものとして崇められてきました。その赤いものの正体は砂漠の砂で、火星の表面は砂で覆われています。ですが近年、氷が存在するのが確認され、ひょっとすると生物がいたかもしれません。もし、その氷を解かして水を作れば人間が住める環境になるかもしれない希望の星なのです。もし、地球に住めなくなったら移住しようかと(笑。
火星に関するデータ
赤道直径:6794km [地球の倍]
体積:(地球=1)
表面積:1.44×109km2
質量:6.4191×1023kg [地球の倍]
平均密度:3.94g/cm3(水=1)
赤道重力:3.71m/s2 [地球の倍]
脱出速度:5.02km/s
地表面での大気圧:7.5hPa [地球の約0.01倍]
地表の平均温度:℃
衛星の数:2
太陽からの平均距離:2億2793万6640km
          [1.52天文単位(AU)]
離心率:0.09341233
公転周期:686.98日
会合周期:779.95日
自転周期:24.6229時間
平均軌道速度:24.1309km/s
軌道傾斜角:1.85061°
− 大気の組成 −
二酸化炭素:95.32%、窒素:2.7%、アルゴン:1.6%、
酸素:0.13%、一酸化炭素:0.07%、水蒸気:0.03%
 

木星
太陽系最大の惑星・木星。私が一番好きな惑星です。左の木星の写真は上の地球の写真とほぼ同じ大きさに見えますが実際の地球の大きさは左の写真の木星の11分の1の大きさです。太陽に成り損ねた星とも呼ばれ、もう少し大きければ太陽系に2つの太陽があったかもしれません。遠い将来、今の太陽が寿命を迎える頃にはその太陽から溢れたガスを木星が拾い集めて成長し、新たな太陽が生まれるかもしれない。
木星に関するデータ
赤道半径:7万1492km [地球の11.21倍]
赤道直径:14万2984km、両極直径:13万3708km
体積:地球の1300倍
表面積:6.41×1010km2
質量:1.899×1027kg [地球の317.83倍]
平均密度:1.33g/cm3 [水=1]
赤道重力:23.12m/s2 [地球の倍]
脱出速度:59.54km/s
表面での大気圧:hPa [地球の約倍]
表面の平均温度:℃
中心核の推定温度:2万0000度
衛星の数:63
環の数:3
太陽からの平均距離:7億7841万2010km
          [5.20336301天文単位(AU)]
離心率:0.04839266
公転周期:11年315日1.1時間
会合周期:398.9日
自転周期:9時間55.5分
平均軌道速度:13.0697km/s
軌道傾斜角:1.30530°
大赤斑の大きさ:短軸=1万2000km、長軸=2万5000km
− 大気の組成 −
水素:>81%、ヘリウム:>17%、メタン:0.1%
水蒸気:0.1%、アンモニア:0.02%、エタン:0.0002%
リン化水素:0.0001%、硫化水素:<0.0001%

  1. 現在の木星の100倍程度の質量があれば恒星に成り得たかも知れない
  2. おそらく地球の質量の10倍から15倍程度の岩石の核がある
  3. 核の上には400万気圧以上ある金属水素の海が広がっている
  4. 木星の磁気圏は6億5000万km以上に広がっている
 

土星
ご存知、「環」で有名な土星です。この土星、超大きな水槽を用意して土星をすっぽり入れてしまうとナント浮きます。
有名で立派な「環」ですが実は厚さが数百mしかなく、とても薄いことがわかっています。しかもこの環は正式には環ではなく、「渦巻き状」であることもわかっています。恐らくはいくつかの衛星が土星の潮汐力によって砕かれ、リング状になったのでしょう。
土星に関するデータ
赤道半径:6万0268km [地球の約9.4倍]
赤道直径:12万0536km、両極直径:10万8728km
体積:(地球=1)
表面積:4.38×1010km2
質量:5.688×1026kg [地球の95.16倍]
平均密度:0.69g/cm3(水=1)
赤道重力:8.96m/s2 [地球の倍]
脱出速度:35.49km/s
表面での大気圧:hPa [地球の約倍]
表面の平均温度:−130℃
衛星の数:31
太陽からの平均距離:14億2940万0000km
          [9.54天文単位(AU)]
離心率:0.05415060
公転周期:29年167日6.7時間 [29.46年]
会合周期:378.1日
赤道付近の自転周期:10時間 13分 59秒
極付近の自転周期:10時間 39分 25秒
平均軌道速度:9.6724km/s
軌道傾斜角:2.48446°
− 大気の組成 −
水素:>83%、ヘリウム:>5%、メタン:0.2%
水蒸気:0.1%、アンモニア:0.01%、エタン:0.0005%
ホスフィン:0.0001%
 

天王星
天王星は不思議な惑星です。何しろ、横倒しになって自転していてしかも磁力線はとんでもない箇所(星の片側半分にかなりズレている)から出ています。もし天王星に住んでいたら42年間ごとに昼・夜が訪れ、人生の半分は ずっと昼間か夜が続くことでしょう。何故横倒しになったかはよく分かっていませんが恐らく天王星の直径の4分の1程度の別の惑星が斜めの角度から衝突したと思われます。
4分の1といったら地球と同じ大きさ……(((゚Д゚)))ガクガクブルブル
天王星に関するデータ
赤道半径:2万5559km [地球の4.01倍]
赤道直径:5万1118km、極直径:4万9946km
体積:67倍(地球=1)
表面積:81億3000万0000km2
質量:8.686×1025kg [地球の14.54倍]
平均密度:1.29g/cm3 [水=1]
赤道重力:7.77m/s2 [地球の倍]
脱出速度:21.35km/s
極大光度:+5.3等
表面の平均温度:−205℃
衛星の数:27
環の数:11
太陽からの平均距離:28億7099万0000km
          [19.21845天文単位(AU)]
離心率:0.04638
公転周期:84年3日15.66時間 [84.25300年]
会合周期:369.66日
自転周期:逆行17時間14分 [17.23時間=0.7183日]
平均軌道速度:km/s
軌道傾斜角:0.774°
赤道傾斜角:97.9度 [ほぼ横倒し]
− 大気の組成 −
水素:83%、ヘリウム:15%、メタン:1.99%
アンモニア:0.01%、エタン:0.00025%
アセチレン:0.00001%

  1. 黄道面に対しほぼ横倒しに倒れている
  2. 磁場の中心は惑星の中心から大幅にずれており、60゚自転軸から傾いている
 

海王星
海王星での注目すべき点は衛星:トリトンでしょう。
このトリトンは海王星の周りをほぼ垂直に回っています。しかも自転の方向が他の大きな衛星とは逆に回っています。 恐らくは遠い昔、このトリトンは太陽系の周りを漂う大きな小惑星の1つで偶然、海王星の近くを通り過ぎた時に海王星の引力に捕らえられたのでしょう。
ちなみにこのトリトン、将来は海王星に衝突することが分かっています。
海王星に関するデータ
赤道直径:4万9528km、極直径:4万8600km
体積:地球の約58倍(地球=1)
表面積:7.65×109km2
質量:1.0247×1026kg [地球の17.2倍]
平均密度:1.64g/cm3 [水=1]
赤道重力:11.0m/s2 [地球の1.11倍]
脱出速度:23.71km/s
表面での大気圧:hPa [地球の約倍]
衛星の数:12
表面の温度:−218℃
太陽からの平均距離:45億0440万0000km
          [30.11039天文単位(AU)]
離心率:0.00858587
平均等級:+7.9等 公転周期:164年288日13時間 [164.79年]
会合周期:367.49日
自転周期:16時間6.5分 [0.6713日]
平均軌道速度:5.4778km/s
軌道傾斜角:1.76917°
− 大気の組成 −
水素:>84%、ヘリウム:>12%、メタン:2%
アンモニア:0.01%、エタン:0.00025%、アセチレン:0.00001%

  1. 海王星で吹く風は太陽系で最も早く、時速2000kmにも達する
  2. 内部に熱源を持っており、太陽から来る熱の約2倍の熱を発生している
 

冥王星
太陽系で最も遠い冥王星は太陽からあまりにも遠いために実体がよく分かっていません。どうやら冥王星はその衛星・カロンと二重連星らしいことが分かっています。それは地球と月のように地球の周りを月が回っているのではなく、冥王星とカロンがお互いの周りをグルグル回っているのです。
恐らく極寒の世界が広がっており、何もかもが凍り付いていると思われます。いくら涼しい所が好きな私でもとても居られそうにないです(笑。
冥王星に関するデータ
赤道直径:2320km [地球の約倍]
体積:地球の倍(地球=1)
表面積:1.7×108km2
質量:1.290×1022kg [地球の倍]
平均密度:2.05g/cm3 [水=1]
赤道重力:0.6m/s2 [地球の倍]
脱出速度:1.2km/s
地表面での大気圧:hPa [地球の約倍]
地表の平均温度:−230〜210℃
衛星の数:1
太陽からの平均距離:59億1352万0000km
          [39.54天文単位(AU)]
・近日点:44億4220km
・遠日点:73億8810km
離心率:0.24880766
公転周期:248年197日5.5時間
会合周期:366.7日
自転周期:6日 9時間 17.6分
平均軌道速度:4.7490km/s
軌道傾斜角:17.14175°
− 大気の組成 −
窒素:90%、メタン:10%